秋の訪れ
今日は午前中、リフォーム工事のお客様のお引越しで、仮住まいへのエアコン移設など現場立会いに行きました。
しかし、長引きそうな勢いの暑さもここへきておさまりましたね。
意外とちゃんと秋が来てくれそうな気配です。
でも秋は秋で秋晴れがいいのですけれど、空はどんよりした雲で苦手です。
午後からは、現場の塗装工事に出かけました。大工さんのいないときにやったほうが邪魔しないですからね。
現場作業も、暑くも無く寒くも無く、夏場とは一転しました。
楽ではありますが、ちょっと寂しい感じのする、秋の訪れですね。
家族の理解
今日は午前中に基礎の現場のレベル出し作業をしました。
休みの日でもありましたので、妻と次男に手伝ってもらいました。
家族にも感謝するところです。
夕方、久しぶりのお客様からお電話があり、ちょこっとご訪問してまいりました。
ご心配ごともすぐに解決したのですが、なによりお客様のお顔と建物を拝見するとこちらが安心いたしますね。
考えてみると、現在に至るまでたくさんのお宅を設計して建てさせていただきました。
それぞれに対して、お客様の個性を活かした建物を作ってきましたので、思い出深いものです。
祖父の代から大工の血筋で、今こうやって人様のお役に立てさせていただいていることが何よりうれしいことですね。
休日も仕事になることがほとんどですが、そんな気持ちをわかってくれる家族だからこそできるんでしょうね。
コンクリート作業
今日は雨で延期していたコンクリート工事を行いました。
暑さはもうそれほどでもなく、養生も大げさにする必要はなさそうですが、それでも時間を置いて見に行きました。
仕上げを良くするために「ピカコン」という櫛みたいなものを差し込む作業を私がするんですが、これがなかなか疲れます。
でも、少しでも出来上がりに対して期待できることは、労力を惜しまないことにしています。
暦は連休ではありますが、あれこれ作業になりそうです。
今日の所はこれで、体を休めようと思います。
現状の把握
今日は、FPグループの北信越支部の会合で新潟の上越まで行ってきました。
北信越というと、福井から長野までのくくりになるので、富山か新潟での会合になることが多いです。
片道3時間半かかるので、往復7時間は車の中なんですが、ほとんど話をしていたので、おもしろい情報も聞けてそれはそれで有意義でした。
来月に合同の視察旅行があるのと、先々の会合の予定も・・・。
なかなか役をもらってしまうと出る機会が多くなって大変です。
ただこれも、情報収集という意味では価値のあることで「現状の把握」が出来ます。
現状の把握が出来てこそ、次のステップも踏めるというものです。
時分の殻に閉じこもって、周囲がわからなくなるというのではダメで、常にアンテナを立てていなくてはいけませんね。
そういう良い機会を頂いたと思って、会合も活かして活きたいと思います。
へそ曲がり
今日は雨のため、コンクリート工事は延期しました。
雨かと思えば晴れ間が出たり、これは出来たのかなと思っていたら予定時刻には雨が降ってきたので、変な意味でホッとしました。
予定が中止になった分、楽にできるかというとそうではなくて、他の仕事を前倒ししておかなくてはいけません。でも、かえっていろいろ仕事が出来ましたね。
家一軒分の仕事は多岐にわたりまして、考えることがいっぱいあります。
だからこそ、ハウスメーカーなどはマニュアル化して、通り一遍の作業になるよう工夫していますね。
合理化が一番のような現代の考え方にあって逆行するようなことですが、実はそういう通り一遍の仕事が嫌いだからしょうがありません。
同じようなことでも、やはり一から考える。それが脳の活性化にも実は良いらしいですが。
マニュアル化された作業は、脳の信号の通り道が決まってくるので、考え方も固まってきてしまうのかもしれませんね。
昔読んだ、伊達政宗の本にあった言葉を思い出しました。
幼少の時の正宗(梵天丸)が、仕付役の和尚さんに「へそ曲がりになりなさい」と教えられます。素直でか弱いイメージがあった梵天丸に、世の中で戦っていく強さを教えたんですね。
ただまじめで優等生なだけではなく、反骨心のような強さを持たなくてはいけないと若い時分に思ったものです。
ですので仕事のスタイルも、他社とはあきらかに違う独自のスタイルを持ち続けているのも、そんな「へそ曲がり」から来ているのかもしれませんね。
事あるごとに・・・
今日は現場でアンカーボルトを取り付ける作業をしました。
明日には立ち上がりのコンクリートを打設する予定ですが、ここへきて雨の心配が出てきました。念のため時間をずらせて午後からに変更しました。
考えてみると、長いこと雨の心配などせずに仕事が出来たものです。
台風以外、天気の心配をすることがほとんど無かったですから楽をさせてもらいました。
現場がスムーズに動いている時は、あたりまえに過ごしてしまいますが、
予定外のことが起こるのが現実で、昨日・今日とやきもきすることも続きました。
ちょっとイライラした気持ちもあったのか、
朝から、現場で車の停め方がひどく横着な職人を、叱り付けてしまいました。
普段ならもうちょっと、落ち着いて指示するんですけれど・・・。
ほとんど出入しない職人さんで、当社のポリシーが伝わっていなかったのかもしれませんが。でも、びっくりしたかもしれませんね。心を落ち着けなくては・・・。
スムーズに行っているときは反省も出来ませんが、事あるごとに落ち着いて、反省して、より良い方向に進んでいくように努力したいと思います。
下見板の状況
今日は春に竣工したお客様の所へメンテナンスに行ってきました。
ついでに気になっていた外壁の下見板の状況を確認してきたのですが、
ほとんどあばれもなく、隙間も発生していませんでした。
無垢の板ですし、南側の非常に日光の当たる場所なので、もしかしたらと心配していましたが、ぜんぜん大丈夫で安心しました。
塗料も張る前に裏表塗った成果かもしれませんね。
やはり手をかけたことは、安心にもつながります。
頼まれること
今日は頼まれ仕事があって、現場に行ったり材料を探しに行ったり、その間に打合せをしたりと走り回っていたような1日でした。
親戚の家なんですが、20年前に設計した家で、換気扇のフードからコウモリが入ってきてしまうというのです。
見てみると薄い1センチ弱のルーバーで、防鳥仕様になっているものですが、それでもコウモリだと入り込んでしまうんですね。
メーカーのカタログに、現在も残っているフードだったんですが、それ以上に網を付けるとかいうオプションもなく、どうしようかと悩みました。
それで、ホームセンターに行って考えて、台所の排水のステンレスの網を代用して付ける事にしました。コーキングを付けてかぶせるようにくっつける方法ですね。
まず1階のフードで試してなんとかなったので、今度は2連はしごを使い高いところもなんとか昇って施工しました。作業はすぐ終わったのですが、段取りに時間がかかるんですね。
実は今日は、他にも頼まれ仕事があったのですが、そちらは無事治ってキャンセル。
とにかく、あれこれ細かいことまで相談がありますが、それがいいんですよね。
皆さんが、お抱えの工務店と思ってくださることが、なによりうれしいことですから。
美に対する方向性
仕事がらでもありますが、車で走っていても建物に目が行きます。
いいと思う建物はなにがいいかというと、その場所にふさわしい形で建っているものが
良いと感じますね。なんとなく安心するような。
常に意味があってその形であるという事でなければ、その存在すら逆に不快なものになってしまいます。
建物を美しく作る責任というものが実はあると思っています。
これは建築に携わる人間だけでなく、建て主の責任でもあります。
たしか北欧のほうの学校の教科書では、景観に対してどうすると美しい街並みになるかを教えているとかで、これは建築の専門の教科ではなかったように思います。
外国では常識として教えられるのかもしれませんが、日本では美術の授業があっても、そういう具体的に生活に即した形では教えられません。
日本人はもともと美意識の高い国民性があるのに、それが戦後の高度成長期時代に置き忘れられたみたいですね。
国土交通省の来年度の重点事業はエコ・木造・耐震だそうです。
ダメとは言いませんが、相変わらずつまらない内容です。
もっと文化的な考えを打ち出した政策ができないものかと思います。
日本の建物をもっと美しくしていきましょうというような・・・。
無理にお金を使わなくていいじゃないですか。言葉だけでも。
税金のバラマキは結局、自分たちに帰ってきますから意味が無いです。
良い方向性を示していくことが、大事な仕事なんですからね。
ひとつの事で終わらせない
今日は午前中に三国でリフォームのご契約があり行ってきました。
そそっかしくて、記載ミスがあり訂正のため一度事務所に戻ることに・・・。
思い込みはいけませんね。パソコンで書いたものはチェックしないと。
でも再度他の部分も考え直して、ついでに訂正というか調整することができました。
転んでもただで起きない性格が出ましたね。
午後は長男に手伝ってもらって基礎の墨出し作業。
トランシットや、墨出しの基本を教えながら進めました。
なんでも仕事は基本となる考え方を教えることが大切で、
事あるごとに教えてあげなくてはと思っています。
時には厳しく教えることもありますが、たとえ形が変っても
それがいつか役に立つことがありますから。
単なる労働で終わってしまうことが一番もったいないことですからね。