台風前に、足場のシートを風が抜けるように。
今日は、外壁リフォーム工事中の現場について書かせていただきます。
こちらの現場では、外壁のコーキング打ち替えと再塗装工事のため、建物全体に足場を組み、メッシュシートで囲っています。
通常であれば、メッシュシートは塗装作業時の飛散防止や安全確保のために大切なものです。
ただ、風が強くなる予報が出ている時には、このシートが風を受けてしまうことがあります。
今週末は、台風が二つ同時に上陸するかもしれないという予報もあり、少し心配しておりました。
結果的には太平洋側へ進路がずれてくれたようで、福井のほうは大きな影響はなさそうな予報になってきました。
それでも、油断はできません。
私は普段から「Windy」という気象アプリで、風の予報も確認するようにしています。
今回も見てみると、連続して4m/s程度、瞬間的には10m/s近い風が吹く可能性もありそうでした。
台風としては直撃でなくても、足場にとっては風の影響を受ける可能性があります。
特に建物の上部は風を受けやすく、シートを全面に張ったままにしておくと、思った以上に負荷がかかることもあります。
そこで今日のうちに、息子に頼んで足場の上部のシートを三角にたたみ、風が抜けやすいように対策をしてもらいました。
大きくシートを外すわけではありませんが、上部に風の逃げ道を作ることで、足場全体にかかる風圧を少しでも減らすことができます。
こういった作業は、何もなければ「そこまでしなくてもよかったかな」と思うことかもしれません。
でも、何かあってからでは遅いのが現場です。
特にリフォーム工事は、お客様が住まわれている状態で工事を進めることも多いため、工事そのものだけでなく、工事中の安全管理にも気を配らなければなりません。
ご近所への配慮もありますし、何よりお客様に不安なく過ごしていただくことが大切です。
建物をきれいに仕上げることはもちろん大事ですが、こうした天候への備えや、事前の判断も現場管理の一つだと思っています。
今回も、結果として何も起こらなければそれが一番です。
ただ、風が強くなるかもしれないとわかっているなら、できる対策は先にしておく。
それが、現場を預かる側としての基本だと思います。
外壁リフォームの現場も、これから天気を見ながら作業を進めていくことになります。
梅雨時期や台風時期は予定通りにいかないこともありますが、安全を第一に、丁寧に進めていきたいと思います。
リフォーム・メンテナンスで大切なのは「今、本当に必要なこと」を知ること
家は、建てたら終わりではなく、そこから長く暮らしていくものです。
どれだけ丁寧に建てられた家でも、年月とともに少しずつ劣化する部分は出てきます。
外壁、屋根、コーキング、雨どい、給湯器、エアコン、水まわり、建具など。
普段はあまり意識しない部分でも、気が付いた時には修理が必要になっていることもあります。
ただ、メンテナンスやリフォームを考える時に、お客様が一番気になるのは、
「これは今すぐ直さないといけないのか」
「まだ様子を見ても大丈夫なのか」
「費用はどれくらいかかるのか」
「本当に必要な工事なのか」
というところではないでしょうか。
工務店の立場から見れば、建物を長持ちさせるために、早め早めのメンテナンスをおすすめしたくなる場面があります。
しかし、お客様にとっては、すべてを一度に直すことが正解とは限りません。
大切なのは、今すぐ必要な工事と、もう少し先でもよい工事をきちんと分けて考えることです。
たとえば、雨漏りにつながる可能性がある部分や、外壁のコーキングの切れ、屋根まわりの不具合などは、放置すると建物の内部に影響が出る場合があります。
こうしたものは、優先順位を高く考える必要があります。
一方で、見た目の問題や、すぐに生活に支障が出ない部分については、予算や時期を見ながら計画していくこともできます。
リフォームやメンテナンスで大切なのは、「不安をあおって工事をすること」ではありません。
今の家の状態をきちんと見て、必要なことを整理し、お客様の暮らし方やご予算に合わせて、無理のない順番を考えることだと思います。
また、工事をするとなると、費用だけでなく、生活への影響も気になるところです。
工期はどれくらいかかるのか。
音やほこりは出るのか。
家にいながら工事ができるのか。
車の移動やご近所への配慮は必要か。
こうしたことも、事前にわかっているだけで安心感が違います。
私たちがリフォーム・メンテナンスで大切にしたいのは、専門的な正解を一方的に押しつけることではなく、お客様にとって「今どうするのが一番よいか」を一緒に考えることです。
建物を守ることはもちろん大切です。
でも同じくらい、お客様の暮らしやご予算を守ることも大切です。
気になるところがあった時に、すぐ工事を決める必要はありません。
まずは状態を確認し、今すぐ必要なこと、数年後でもよいこと、将来的に計画しておくとよいことを分けて考える。
それが、安心して家に住み続けるための、いちばん現実的なメンテナンスの考え方だと思います。
家は、直しながら、手を入れながら、長く付き合っていくものです。
だからこそ、無理のないタイミングで、必要なところから少しずつ整えていくことが大切ですね。
気になるところがありましたら、“工事をする前提”ではなく、“まず状態を見てもらう”という気持ちでご相談いただければと思います。
外壁リフォーム、足場が掛かりました
今日は、外壁リフォームの現場確認と、塗装屋さんとの打合せを行ってきました。
現場ではすでに足場が組まれ、建物全体がメッシュシートで覆われています。外壁や屋根の塗装工事では、高圧洗浄や塗料の飛散などにも十分注意が必要になりますので、近隣の皆様にご迷惑をおかけしないよう、高い位置までしっかりとシートで囲ってもらっています。
工事は、まず塗装屋さんによる高圧洗浄からスタートします。
ただし、今回は外壁の塗装だけではなく、古くなったコーキングの打ち替えも行います。既存のコーキングをきちんと撤去し、新しく打ち替えたうえで、塗装作業へと進めていく流れになります。
また、屋根の再塗装も行う予定です。
これから梅雨の季節に入っていきますので、工事はどうしても天候を見ながらの作業になります。外部のリフォーム工事は、段取りだけでなく、雨のタイミングも見極めながら進めていくことが大切です。
こちらのお宅は、竣工してからおよそ22年ほどになります。
私が以前の会社に勤めていた頃に担当させていただいた建物で、こうして年月を経て、またリフォームという形で関わらせていただけることは、とてもありがたいことだと思っています。
外壁にはガルバリウム鋼板が使われています。
ガルバリウム鋼板の外壁は、一般的なサイディングのように、基材そのものが雨水の浸食で傷んでいく心配は少ない材料です。その点では、とても耐久性のある外壁材だと思います。
ただ、どんな外壁材であっても、コーキング部分はどうしても経年劣化していきます。
特に窓や笠木の取り合い部分は、雨水の侵入を防ぐ大切な部分ですので、外壁材そのものが丈夫であっても、こうした部分のメンテナンスは欠かせません。
リフォーム工事は、当然ながら費用もかかることです。
それでも、傷みが大きくなってから直すのではなく、適切なタイミングで手を入れていくことは、家を長持ちさせるうえでとても大切な選択だと思います。
今回のお客様も、きちんと家の状態を見ながら、良いタイミングでメンテナンスを決断されたのだと思います。
家は、建てて終わりではありません。
時間とともに、少しずつ手を入れながら、また次の年月へとつないでいくものです。
こうして大切に住み続けてくださることを、私たちも本当にありがたく感じています。







