打設前の確認から養生まで、基礎工事の一日
今日は坂井市の現場で、基礎立上り部分のコンクリート打設を行いました。もともとは曇り予報でしたが、直近の雨雲レーダーでは小さな雨雲も発生する様子。朝から空と雨雲の動きを確認しながら、午後からの打設に備えました。
■打設前に、型枠とアンカーボルトを再確認
午前中はまず、基礎立上りの型枠が図面通りに納まっているかを確認しました。
あわせて、基礎と土台をしっかりつなぐアンカーボルトについても、位置がずれていないか一つずつ確認していきます。
位置だけでなく高さも大切ですので、レーザー水平器を使って再確認しました。
コンクリートを打ってしまうと簡単には直せない部分です。
こうしたところは施工を任せきりにせず、自分たちでも確認してから次の工程へ進めるようにしています。
■雨雲を見ながら、午後から打設
もともとの天気予報では曇りの一日でしたが、直近の雨雲レーダーを見ると、小さな雨雲がかかる時間帯もありそうでした。
そこで朝から何度も雨雲の動きを確認し、午後からなら打設できそうだと予測して準備を進めました。
お昼前には一時小雨が降りましたが、雨雲レーダーの予測通り、13時の打設前には雨も上がりました。
そのタイミングで近くの生コン会社へ連絡し、コンクリートを手配して打設を開始しました。
今回も、ポンプ車の配管内を通すために最初に使うモルタルは、基礎の中には入れず外へ排出してから施工します。
コンクリートを流し込みながら、バイブレーターで振動を与えて隅々まで行き渡らせ、型枠まわりも確認しながら進めました。
(型枠の両側をピカコンを差し込み、気泡を消していきます)
(コテ押さえは2回行い、沈みクラックの予防をします:私が作業します)
(レベリングの基準となるビス頭で高さが調整できる器具を埋めていきます)
■打設後はブルーシートで養生
打設を終えて天端を均し、コテで押さえる作業まで終わった頃から、また小雨がぱらつき始めました。
打設直後のコンクリート表面が肌荒れするのを防ぐため、今回は基礎全体をブルーシートで覆って養生しました。
その後、コンクリートがある程度固まってきたであろう17時頃に、もう一度現場へ。
明日行うセルフレベリング材の施工に備えて、基準となる器具の高さをレーザーで確認しながら水平に調整しました。
セルフレベリング材というのは、基礎の一番上を水平に整えるために流す材料です。
明日は、この基礎立上りの天端をきれいに仕上げる作業を行います。
■まとめ
今日は天候を気にしながらの一日でしたが、予定していた工程を無事に終えることができました。基礎工事は後から見えなくなる部分だからこそ、打設前から施工後まで、その都度確認を重ねながら進めていきたいと思います。
基礎や構造など、完成してからは見えなくなる家づくりの部分についても、気になることがございましたら公式LINEからお気軽にご相談ください。
家の中から庭をどう見せるか
ここ数回、窓について続けて書いています。窓の大きさ、高い位置の窓、景色の切り取り方と見てきましたが、今日は「庭との関係」について。庭がある家では、窓は室内だけを見て決めるのではなく、外からも一緒に考えることが大切です。
庭は、外にあるだけではもったいない
せっかく庭をつくっても、室内からほとんど見えなければ、日常の中で感じる機会は少なくなります。
リビングやダイニングから自然に庭へ視線が抜けると、部屋そのものが少し広く感じられることもあります。
窓の向こうに緑が見えるだけでも、室内の印象はずいぶん変わります。
庭と室内を別々に考えるのではなく、ひとつの空間として考えることが大切だと思っています。
どこに窓をつけるかで景色は変わる
同じ庭でも、窓の位置が少し変わるだけで見え方は変わります。
ソファに座ったときに見えるのか、ダイニングから見えるのか、キッチンに立ったときに目に入るのか。
どこから見る庭なのかを先に考えると、窓の位置にも理由が出てきます。
逆に、図面の上だけで窓を配置してしまうと、せっかくの庭が家具の陰に隠れてしまうこともあります。
外からの視線も一緒に考える
庭に向けて大きな窓をつくる場合、もう一つ大切なのが外からの視線です。
道路や隣家から室内が見えやすい場所では、塀や植栽、建物の配置も一緒に考える必要があります。
窓を大きくして開放的にすることと、落ち着いて暮らせることは、両立させたいところです。
庭、窓、外構を別々に考えず、最初から一緒に計画することで、使いやすい庭になっていくと思います。
■まとめ
庭は、外に出て楽しむだけの場所ではありません。室内から眺める景色としても、暮らしの中で大きな役割があります。家づくりでは、窓の向こうにどんな景色をつくるかまで考えておきたいですね。
庭とリビングのつながり方や、外からの視線が気になる場合も、建物と外構を一緒に考えることで工夫できます。家づくりのご相談は、公式LINEからお気軽にお問い合わせください。
3世代が、それぞれ心地よく暮らせる家
本日の土曜日は、施工事例をご紹介します。
今回のお宅は、長年暮らしてきた古い農家住宅を建て替えて完成した、3世代で暮らす住まいです。
広い敷地の中に、ご家族みんなが一緒に過ごす場所と、それぞれが自分の時間を過ごせる場所を考えながら計画しました。
家の中心となるのは、大きな吹抜けのあるLDK。
天窓から入る光が吹抜けを通してリビングまで届き、ダークブラウンを基調とした落ち着いた室内に、明るさと開放感をつくっています。
吹抜けに面した2階廊下には、少し特徴的な木製のランダム格子を設けました。
一見するとデザインのための格子にも見えますが、もちろん役割はそれだけではありません。
2階から吹抜けへの落下を防ぎながら、できるだけ空間を閉じないこと。
そして、全館空調の空気が1階と2階の間をスムーズに行き来できること。
安全性と空気の流れ、その両方を考えてつくった格子です。
家の中を見渡したときにも、この格子が吹抜けの大きなアクセントになっています。
2階には寝室と子ども室を配置しました。
以前の住まいでは一緒の部屋で過ごしていた3人のお子さんにも、新しい家ではそれぞれの個室を。
家族みんなで過ごす場所はしっかりつくりながら、成長とともに必要になる「自分の場所」も大切にしています。
さらに階段を上がった小屋裏には、子世帯の収納スペースを確保しました。
敷地内には別棟の蔵もありますが、日常的に使うものは家の中に収納できた方が便利です。
大人数で暮らす家だからこそ、見える部屋の広さだけではなく、こうした収納量も重要になります。
1階には、仏間を備えた落ち着いた和室もあります。
深いブルーの壁と木部、畳を組み合わせ、LDKとは雰囲気を変えた空間にしました。
そして庭に面して設けたのが、以前の住まいにはなかった広い縁側です。
室内と庭との間にもう一つ居場所をつくることで、季節の良い日は腰掛けたり、庭を眺めたり。
農作業の途中にちょっと一息つく場所としても使っていただけると思います。
3世代が一つの家で暮らすとなると、ただ部屋数を増やせば良いというものではありません。
一緒に過ごす場所。
それぞれが落ち着ける場所。
生活時間が違っても無理なく暮らせること。
そして家全体の温熱環境を整えること。
それぞれを一つずつ考えながら、ひとつの住まいとしてまとめていきます。
家族が近くにいながら、それぞれの暮らしも大切にできる。
そんな3世代の住まいとなりました。



















