水を飲むこと。器を眺めること。

今日も急ぎの設計作業があり、日曜日でしたが一日仕事をしておりました。

日曜日の事務所は、電話が鳴ることも少なく、外からの連絡もほとんど入りません。
その分、図面に向き合うにはとても集中しやすい時間でもあります。

ただ、集中しすぎると困ったこともあります。

気が付くと、何時間も座ったまま作業をしていて、休憩も取らず、水分もあまり取らずに過ごしてしまうのです。
体脂肪計で測ってみても、水分量が足りないように表示されることがよくあります。

これから暑くなる季節ですので、なおさら気を付けなければいけませんね。
水分補給というのは、喉が渇いてからでは遅いとも言われますので、仕事中でも意識して、こまめに水を飲む習慣をつけたいと思います。

昔は、ジュースでもお茶でも、あまり気にせず飲んでいたように思います。
でも最近は、なるべく体に負担の少ないもの、できればミネラルウォーターや浄水器を通した水などを飲むようになりました。添加物や水道水の塩素なども気を付けたいですね。

越前焼

さて、写真は先日、越前陶芸村の直売所で買ってきた器です。

何かに使うために買ったというよりは、見て楽しむために選んできたものです。
たくさん並んでいる器の中から、渋みのある光沢と、土の質感がいいなと思って、自然と手に取った一品でした。

越前焼は、ざらっとした素朴な質感と、土そのものの奥行きのある色合いが魅力だと思います。
派手さはありませんが、見ていると落ち着くというか、心が静かになるような良さがあります。

モニターを見続けて疲れた目にも、こういう器の質感はやさしく映ります。

忙しい日ほど、ほんの少し水を飲む時間をつくること。
そして、目に入る落ち着いたもので心を休ませること。

大げさなことではありませんが、こうした小さな習慣も、日々の仕事を続けていくうえでは大切なのかもしれません。

越前焼を見ながら、少し心を整える時間

今日は午前中に、越前町にある「越前陶芸村」へ行ってきました。

ちょうど中にある「福井県陶芸館」が無料開放されていましたので、展示物をゆっくり見て回ることができました。

越前焼

ありがたいことに、職員の方が少し説明についてくださり、ただ見るだけではわからない越前焼の歴史や流れについても、少し知ることができました。

展示は、越前焼の時代ごとの変化に合わせてブースが分けられていて、作り方や用途、表情が少しずつ変わっていく様子がわかるようになっていました。

また、近代になってから、それぞれバラバラに作られていた窯元のものをまとめて「越前焼」と呼ぶようになったというお話も聞きました。

普段、何気なく「越前焼」と言っていますが、その背景には長い歴史と、地域に根付いたものづくりの積み重ねがあるのだと感じました。

越前焼

越前焼の良さは、やはり素朴で自然な風合いにあると思います。

派手な装飾があるわけではなく、土そのものの色や、焼き上がりによって生まれる表情が魅力です。

見ていると、不思議と気持ちが落ち着きます。

越前焼

今回、陶芸館に行ってみようと思ったのも、少し仕事から離れて、気持ちを整えたいという思いがあったからでした。

住宅の仕事をしていると、素材や質感、納まり、見え方というものを常に考えています。

でも、こうした焼き物を見ていると、人の手で作られたものの持つ温かさや、自然に生まれる表情の良さを、改めて感じます。

越前焼

写真の大きな壺は、高さが2m以上、重さは600kgもあるそうです。

実際には、今見えている台座の下まで高さがあるのですが、下の部分が割れているため、こうやって隠して展示してあるとのことでした。

これほど大きなものでも、厚みは25〜30mmほどしかないそうです。

その大きさにも驚きますが、表面の仕上がりがとても良く、土の質感や焼き上がりの表情が本当に見事でした。

展示されているものの中には、実際に触れてよいものもあります。こちらの大きな壺がそうですが。

見るだけでなく、手で触れることで、土の質感や厚み、表面の凹凸まで感じることができます。

こういう体験は、写真だけではなかなか伝わらないものですね。

越前陶芸村は、仕事の合間に少し気持ちを切り替えたい時にも、とても良い場所だと思います。

福井に住んでいながら、まだじっくり見たことがないという方もいらっしゃるかもしれません。

越前焼の素朴な美しさに触れながら、静かに心を落ち着ける時間。

ぜひ一度、見に行かれると良いと思いました。 

家とともに育つ木

日曜日は「社長の日常・考え方」をテーマにブログを書かせていただきます。

今日は、昨日OB様のお宅にお伺いした時の写真をご紹介したいと思います。

お伺いしたのは、間接照明のメンテナンスのためでした。こちらのお宅は、約10年前に竣工させていただいた建物になります。

OK邸竣工時2016完成写真

まず、竣工当時の外観写真を見ると、建物の手前にはシンボルツリーを植えたばかりの様子が写っています。まだ幹も細く、建物の外観を引き立てるための植栽という印象でした。

また、写真の左側には、もともと敷地にあった木も写っています。少しわかりにくいのですが、こちらも当時は今ほど大きな存在感はありませんでした。

それから約10年。

今回お伺いして、改めて写真を撮らせていただくと、その木々が本当に大きく育っていました。

10年で大きくなったシマトネリコ

シンボルツリーのシマトネリコは、お客様がきちんと剪定されていて、建物の外観に馴染みながら、きれいに整えられていました。

10年で大きくなったキンモクセイ

一方で、左側にある木はキンモクセイでしょうか。こちらはかなり大きく育っていて、お客様も「少し大きくなりすぎたかな」とおっしゃっていました。

木というのは、10年という時間の中で、これほど成長するものなんだなと、竣工当時の写真と見比べて改めて実感いたしました。

家は、完成した時がいちばん新しい状態です。

そこから年月とともに、少しずつ暮らしの跡が重なっていきます。外壁や設備はメンテナンスをしながら保っていくものですが、庭木は逆に、年月とともに大きくなり、家の風景の一部になっていきます。

もちろん、木を植えることには手入れも必要です。

虫が苦手なので木は植えたくないという方もいらっしゃいますし、落ち葉や剪定の手間を考えると、植栽はできるだけ少なくしたいという考え方もあると思います。

それでも、なにか1本でも、家とともに育っていく木があるというのは、やはりいいものだなと思いました。

植えた時には小さかった木が、10年後には家の外観に影を落とし、季節を感じさせ、住み続けてきた時間を感じさせてくれる。

それは、建物だけではつくれない風景だと思います。

家づくりというのは、完成した時点で終わりではなく、そこからの暮らしの中で少しずつ育っていくものです。

庭木もまた、その暮らしの時間を映してくれる存在なのかもしれません。

昨日はメンテナンスでのお伺いでしたが、こうして10年後の姿を見せていただけることは、作り手としてもとても嬉しい時間でした。

【Q&A】

Q:設計でシンボルツリーのご提案もしてもらえますか?

A:もちろん、させていただきます。お客様のお好みや、お世話の内容についてもアドバイスしながらご提案させていただきます。

プロフィール

image
株式会社ライフ・コア デザインオフィス
〒918-8201
福井県福井市南四ツ居町1-121
TEL. 0776-54-5152

最近のエントリー

最近のコメント

カテゴリー

月別アーカイブ

年別アーカイブ

検索